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2022.09.15

BUDDY 33 X 縦走&野湯 in 裏岩手トレイル

バックパックを背負って、山々を歩く縦走登山。どこまでもつづくトレイルを辿り、いくつものピークを越えていく行為は、まさに旅的。この夏、そんな縦走登山のためにPAAGOクルーが向かったのは「裏岩手縦走路」。岩手県を中心に秋田県の県境をなすトレイルは、東北ならではのたおやかな景観が広がり、秘湯がそこかしこに存在するハイカー垂涎の地。「自然を歩きたい!旅がしたい!」と、猛暑が襲う東京から逃げるように、盛岡行きの新幹線に乗り込んだのでした。

今回のナビゲーターは、SNSで山旅の魅力を発信しているハイカー・ちゅーたとおなじみPR担当・ユーリとの2人。縦走登山、そして秘湯を目指す珍道中やいかに?!

ハイク&バックパッキングの相棒・BUDDY 33

2人が背負う旅の相棒は、「BUDDY 33」。パーゴワークスが展開するハイキング・登山向けのバックパックシリーズ「BUDDY」の33リットルモデルで、小屋泊はもちろん、装備次第ではテント泊の山行にも対応するマルチパーパスなアイテムです。

長期の山行でも快適性を維持する背面デザイン、トレイルランニング向けバックパックで培った高重心設計のほか、山旅で活躍する多彩な機能を備えているのが魅力です。

「BUDDY 33」の特徴といえば、トップテンションを兼ねたフラップ。ロール型のマットの携行を想定し、バックパックそのものの安定感と背負い心地をそのままに挟み込むことが可能となっています。加えて、大容量フロントポケットやサイドポケットなど、小物の持ち運びやジャケットなどの頻繁に出し入れするアイテムの収納に活躍する機能が満載。

行動食やガジェット類はトップポケットへ。内側にメッシュポケットを配置し、貴重品の携行も安心です。また、なめらかな引き心地のジッパーを採用することで、使用時のストレスを軽減しています。

ちゅーたさんのコメント

普段からBUDDY 33を愛用しています。BUDDY 33は、わたしのロングトレイルの中で『旅感』が強い時に連れて行ってます。ただの1泊2日じゃなくて、ローカル線、ローカル宿、ローカル商店、山以外のコンテンツも盛りだくさんの旅の時。

いつも使ってる2人用テントを入れても余裕があるので、山で食べるために商店で購入した食品もたくさんはいるし、数日の旅でパッキングが段々適当になってもボンボンと投げ込めるし、町をふらついていても『THE.山』感がないカラーとデザインで溶け込みやすい。生地もタフなので、藪に突入してもケロっとしてるし、休憩時に転がしてその上にドカッと座っても大丈夫だし……頼りになります!(笑)

重心が上にきやすいので、荷を重くしても足上げの邪魔をしにくいのも好みです。そして驚異の容量のトップポケット!ここには入れようと思えば日帰りに必要なもの全て入っちゃうんじゃないかな(笑)わたしは行動中に使う(かもしれないものも含めて)ほぼ全てをここに入れてます。BUDDYビギナーのときは、ロールマットをトップに挟むとメインのところから何か取り出すときに大変じゃんって思っていたけど、驚異のトップポケットがあるから快適です。

「野湯とロングトレイル」裏岩手縦走の行程

旅の行程は以下。東京からの移動日はDAY 0として、実質1泊2日の縦走登山となりました。

DAY 0:東京駅集合。新幹線で田沢湖まで移動し、バスで乳頭温泉エリアへアクセス。黒湯温泉に移動し、前夜祭と温泉を楽しみ就寝。
DAY 1:黒湯から知る人ぞ知る野湯を探索。朝風呂を満喫し、乳頭山のピークを経て、滝ノ上温泉へ一度降り、ふたたび登り返して三ツ石山荘泊。
DAY 2:三ツ石山荘から裏岩手縦走路を歩き八幡平へ。バスで盛岡に移動し、新幹線で帰京。

メンバー

ユーリ(左)
パーゴワークスのPR担当。ひとり旅バックパッカー。パーゴに入ってから登山を始める。BUDDY33は、徒歩キャンプやアルプスのテント泊などあらゆる場面で一番使っているモデル。今回は秘湯を楽しむため、ケロリンの手桶をもってきた!

ちゅーた(右)
ロングトレイル好きのハイカー。GWに高島トレイルと熊野古道と鈴鹿セブンマウンテンを一気に歩くという健脚ぶり!インスタ @cyhootaでは自身の山旅を発信している。コロナ禍では、チャリティーTを作って山小屋を応援する活動をして、フォロワーも多く参加した。

いきなりゴールのような、温泉の楽園へ

初日は移動日。最初の目的地は秋田県が誇る温泉のなかでも、秘湯として知られる黒湯温泉。盛岡駅から乗ったバスを終点の乳頭温泉で下車し、宿の方に迎えに来てもらい夕方に到着。バスの車窓からは田沢湖の景色や東北らしい深い森が見え、旅感のある移動となりました。

PAAGOクルーが宿泊したのは「自炊棟」。部屋は簡素な素泊まりスタイルながら、茅葺屋根の建物は趣深く、「秋田に来たなあ」としみじみ。温泉を楽しむ前に、食事の準備を進めます。共同のキッチンを使わせてもらい、事前に用意した料理で秋田らしく「きりたんぽ鍋」を。これから2日間にわたる縦走登山がはじまるというのに、居心地のよい宿とぜいたくな料理でもうゴールに着いてしまったような気分になりつつ、就寝。

DAY 1:アップダウンが激しくも過酷な絶景ルート

翌日も快晴。朝日が温泉の蒸気を照らす頃、荷物をパッキングして出発。もちろん全員5時起きで朝風呂を満喫。びっくりしたのは、なんと登山口は温泉の敷地内だということ。ゲートを開けた先がもうトレイルなんです。ここから乳頭山へは2時間強のコースタイム。山頂へは沢沿いの登山道を登っていくのですが、途中に野湯があり、そこでも朝風呂を入ろうと計画しているのでした。

川にかかる橋を越え、沢沿いの登山道を歩いていくと、次第に水の色が白濁してきました。そして谷間の開けた台地にその野湯を発見! 手を入れてみると、熱いところと冷たいところがあり、これぞ野湯という趣。持参した手桶で混ぜたり、沢水を引いたホースで調整して適温すれば絶景露天風呂の完成です。数時間前に黒湯温泉で朝風呂に入ったというのに、なんとも贅沢な時間。

ユーリ「今回は、北海道で使ったケロリンの手桶バージョンを持ってきたんです!」
ちゅーた「わざわざこのために?!(あとずっと背負っていくのかな…)」

日差しが強くなってくるにつれ、蒸し暑さを増す森。初夏の洗礼を受けつつ登っていくと秋田駒ケ岳の姿が飛び込んできました。山頂の手前に広がる平原にはニッコウキスゲをはじめとする高山植物が咲き誇り、遠くにはどこまでもつづく深い森が。東北の名峰を望みながらのハイクアップとなりました。

ユーリ「温泉入ったばっかりなのに汗だくなんですけど…」
ちゅーた「夏山は暑い! 水をたっぷり担いできてよかったね。滝ノ上温泉まで水場はナシ!」

乳頭山に登頂。そして山を降り、また登る!

さくっと乳頭山(1478m)に登頂。ちなみに、秋田県と岩手県の県境をなしており、乳頭山は秋田側の呼称で、岩手県は烏帽子岳と呼ぶのだそう。遠くに望むのは、裏岩手縦走路の南端に位置する岩手山(2038m)。そして本日の最終目的地である三ツ石山(1466m)も目視できました。

ユーリ「ここから一度降って、またあそこまで登り返すんですね…」
ちゅーた「800m下がって、650m上がる感じ。頑張ろう!」

乳頭山の岩手県側は緩やかな降りがつづく楽園ルート。チングルマのお花畑を抜け、心地よいシングルトラックを軽快に駆けていきます。トレイルは靴の幅ひとつほど。看板などの人工物がほとんどなく、見渡す限りの雄大な自然を味わえたのでした。

ひたすら800mを降りまくり、ふたたび樹林帯へ。途中には大きめの雪渓があったり、ガレ場があったりと、ときおりルートファインディングが求められるセクションもありましたが、難なくクリア。

ユーリ「乳頭山の登山だけでも満足度高め。まだここから登りがあるとは思えない!」
ちゅーた「降りる滝ノ上にも温泉地。ここで一泊するのもアリだね」。

滝ノ上温泉の到着がちょうどお昼どきだったこともあり、ここで小休止。冷たいドリンクをいただきつつ、せっかくなら!と日帰り温泉を楽しみました。ここで水を補給。熱中症のリスクはもちろん、汗でどんどん水分が失われていくので、十分な水の携行は欠かせません。そし三ツ石山への登山口へと向かい、ふたたび登りのルートへ。

コースタイムとアップダウン的にはそれほど難易度が高いルートとはいえずとも、初夏の暑さが堪え若干のペースダウン。高度を上げていくと先ほどまで歩いていた乳頭山と雪渓が遠望できました。「あとちょっと!あとちょっと!」と気持ちを奮い立たせつつ、夕方前には目的地の三ツ石山荘に到着。

ユーリ「めっちゃいい避難小屋じゃないですか! 貸切、貸切♪」
ちゅーた「と思ったら、おじさんたくさんいる(笑)」。

東北の山の楽しみといえば避難小屋

アルプスの山のように山小屋は有人ではなく、いわゆる避難小屋スタイルなのも東北の山の特徴。三ツ石山荘は2階建てで薪ストーブも完備しており、快適な山小屋泊が楽しめます。基本的にはマットとシュラフは必携品。

昼食は行動食で軽く済ませていたこともあり、日が落ちる前に夕食とすることに。冷凍して持ってきた鶏肉を焼き、生米から炊いたまぜ飯を手際よく作り、乾杯! 避難小屋泊ということもあり、幕営装備分を食材にあてた今回の旅。豪華な料理でハイクの活力を養います。

ちゅーた「おいしいご飯とお酒もあって、最高のディナーだねえ」
ユーリ「生米をデッキにぶちまけたのはここだけの話…」

ちなみに度々登場している四角型のクッカーは、近日発売予定のPAAGO WORKSの新製品。乞うご期待ください!

ちゅーたさんのコメント(1日目を振り返って)

ローカル線に揺られたり、地元の商店で食品やお酒などの地のものを物色したり。私は山旅の中に『地域の暮らし』を感じるのが好きで、今回のトレイルはスタートからそれらに触れられてとても良かった。そして温泉は山旅の最重要項目で(ビールも)、始まりから道中、終わりまで、全てに温泉がすぐ近くにいるのがたまらない!

朝日に照らされてキラキラ輝く森を抜けるのはすぐ、森林限界の低い東北の山は展望に恵まれるのが早い。あっという間にご褒美タイム。高山植物のお花畑、見える山々はおだやかでゆるゆる〜っと山並みが続いていてのんびり。

一度下ってまた登り返すという意味のわからないルート取りだけど、それがまた自分たちらしさのような気がして楽しかった。(登り返しの樹林帯ではちょっと後悔したけど笑)避難小屋のテラスで湿原を眺めながらの食事とお酒は、最高のリラックスタイムでした:ビールで乾杯:

DAY 2 三ツ石山荘~八幡平へのゴールデンコースを歩く

裏岩手縦走路ハイクの2日目は、アップダウンの少ないロングハイクコースを歩きます。三ツ石山(1466m)、大深岳(1541m)、嶮岨森(1448m)、諸桧岳(1516m)といったピークもあり、見どころ満載。

岩手山から八幡平へとつづく尾根道を歩く2日目。これぞロングトレイルと言わんばかりの景色を歩けるとあり、楽しみにいていたPAAGOクルー。天気予報は曇りでしたが、山小屋を出てトレイルに出てみると、ガスは湧いているものの風の流れのおかげで晴れ間は期待できそう。

そしてビュースポットである三ツ石山に登ってみると、歩いていく縦走路が一望でき、気持ちが高ぶるのでした。

ちゅーた「少しガスがかかっているから涼しくて歩きやすい!」
ユーリ「小屋泊装備で軽快に縦走するのがいいですね」

裏岩手縦走路を象徴する気持ちのよいトレイル。背丈の低いハイマツが一面に広がり、目指すピークはもちろん、歩いてきた山々が見渡せるくらいの視界。風の抜けもよく、苦しんでした暑さが吹っ飛んでしまいます。

ハイカーにとっては、「こんな道を歩きたい」と思い描く、トレイルの理想系ともいえる景色。まるで天空を飛んでいるかのような爽快感と歩くことの軽快さを体感できる道が、こんなにも長くつづいている場所はそうそうありません。ここを歩くだけでも、裏岩手縦走路に来た価値を感じていただけるはず。もちろん3泊、4泊と長く歩くことでその魅力を最大限楽しめるというのは言うまでもありません。

ただ、体を隠す場所が少ないので、春や秋などの気温が低いシーズンは雨風にさらされつづけると低体温症になってしまうリスクもあるでしょう。レインジャケットや防寒着は必携。しかしそんな純度の高い自然こそ、裏岩手縦走路の魅力でもあるんです。

大深山荘に立ち寄り、嶮岨森の山頂を経て、ひたすら「おいしい区間」がつづくトレイルを満喫。不意に小さな山上池が現れたり、ホシガラスが出迎えてくれたり、満開のシラネアオイの群落を見つけたりと、飽きることなく歩みを進めていきます。

ちゅーた「テント泊装備だと辛いかもだけど、小屋泊装備なら軽快!」
ユーリ「それに、食材が減ってだいぶ軽くなりましたね」

そして最後のピークである畚岳(1577m)に登り、ロードを経て八幡平へ。せっかくならば「頂上」まで行こうと15分ほど歩くことに。ゴールする頃には雷雨が降りはじめ、さきほどまでのうだる暑さはどこへやら。雷から逃げるようにビジターセンターへと向かい、後ろ髪を引かれつつ盛岡駅行きのバス停を探したのでした。

ちゅーた「もう少し日数があれば岩手山を経由したり、この先は玉川温泉まで歩いていくこともできるんです」
ユーリ「1泊じゃ短すぎる! 次は秋にまた来たい!」

ちゅーたさんのコメント(2日目、旅を振り返って)

快適な避難小屋でぐっすりと寝て二日酔いもなし!
東北の避難小屋はどこの小屋もきれいにされていて、みんなが大切に使っているのが良くわかります。感謝を込めて出発前のお掃除を。

この日はスタートからゴールまで好展望のお気に入りのスペシャルトレイル。トレイルがどこまでも続いているのを眺めながら、1秒も無駄なく気持ち良く歩けます。好展望すぎて灼熱の太陽から逃れる場所が少なくて、小さな木陰を見つけてはみんなでギュッと集まって涼みました(笑)

大深山荘の水場の水は、本当に冷たく美味しくて、その場で、1リットル近くガブ飲みしたかも。頭から水を被ってるユーリちゃんに、ケロリンで水をかけるお手伝いをしたら、冷たすぎて頭キーーーンってなって痛そうにしてた。(笑)

今回はバスが秋田から岩手に運行してないのもあって八幡平でゴールとなりましたが、玉川温泉やその先の森吉へ繋いだり、安比高原だったり、スタートも秋田駒ヶ岳や岩手山にしたりと色々とルートや日数を変えられるので、自分なりのルートを組めちゃいます。まだまだ温泉や野湯があるので、宝探しをするみたいな感覚でまた歩きにきたいです。

小屋泊縦走のギアリスト

最後はお待ちかね、ギアリストのご紹介。夏山の稜線歩きの小屋泊縦走の場合、「BUDDY 33」であれば比較的余裕を持ってパッキングが可能。つまり、今回はテントやタープなどの野営装備がない分、豪華な食材を担いできたというわけ。

ギアリスト@ちゅーた

ギアリスト@ユーリ

BUDDY 33とともに山を歩こう

「BUDDY 33」と歩く裏岩手縦走路の旅はいかがでしたか? 山行自体は1泊2日と短いものでしたが、内容はもりだくさん。ひとつの山を登るのではなく、麓の町から温泉街、トレイル、野湯といった多彩なスポットをめぐることで、見る景色はもちろん、体験できるものが広がるように思います。裏岩手縦走路のベストシーズンは秋。紅葉に染まる幻想的な山々をぜひとも歩いてみていただければと思います。

BUDDY 33

軽くてタフ、背負心地を追求した中型バックパック。長い時間の山行にも身体への負担を極力少なくするために、逆台形フォルムを採用し、荷物の重心が体の中心にくる設計。トップフラップに連動したスタビライザーが、肩甲骨に荷重を引き寄せ、フィット感を更に高めます。メインアクセスは身体側に大きく開き、パッキングがしやすいのが特徴。テント泊から夏の縦走まで対応します。

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