2021.03.05
菩提梯&修行走 身延山久遠寺合宿

パーゴワークス営業のワタナベが2/13-14に山梨県の身延町で行われた【スカイランニング 修行走&菩提悌 身延山久遠寺合宿】に参加してきました。
学生の部活のように過酷な階段練の模様をお送りします。
菩提梯(ぼだいてい)とは?

菩提梯(ぼだいてい)とは、日蓮宗総本山 身延山久遠寺のシンボルでもある階段のこと。距離350m、獲得標高104m、階段数287段という壁のような階段に圧倒されます。そしてここは修行走・菩提梯ClimbRun(クライム ラン)という階段レースの舞台でもあります。

そんな菩提梯で行われたトレイルランニングの合宿イベントに、主催のColumbia Montrailアスリートである三浦裕一選手(写真の一番右)からお誘いを受けて、PAAGO WORKSとして協賛&参加してきました。
他ブランドではColumbiaやOn、おいエナも協賛していて、練習の中でザック、シューズ、補給食を試せるイベントとなりました。
1日目:菩提梯を駆け上がる!
集合してレクチャーもそこそこに、何はともあれさっそく菩提梯の階段練習からスタート!
意気揚々と走り出したものの、きつい。長い。苦しい。
こんなに長く、急な階段は見たことがありません。
写真だと伝わりづらいですが、一段一段が高くて階段の中ほどまで登っただけでもなかなかの高度感。頂上まで登りきると一気に100mほど上がったことになりますが、これはビルでいうとだいたい30階くらいの高さになります!
登っては下りを繰り返し、計3~4本をぜーぜー言いながら走り切りました。
さらにその後にはチーム対抗の階段リレー。頂上まで駆け登ってからスタート位置まで走り下り、地面に倒れこむように次の走者にバトンタッチします。
初日から菩提梯トレーニングの洗礼を受けることとなりました。
貴重な体験。夕方のお勤め、説法

練習後は、今回の合宿の宿坊である武井坊の小松住職から説法を受けるという貴重な経験もできました。
小松住職は後述するトレイルランニングレース「修行走」の立案者であり、自身でも身延~東京・池上本門寺の100マイルを走り切るチャレンジを行う屈強なトレイルランナーでもあります。ちなみに、ザックはRUSH UT2を愛用しています。
武井坊では「瞑想ラン」という瞑想とランニングを掛け合わせた体験会も開催しているので、ぜひチェックしてみてください。
2日目:朝から修行走のコースを走る!

2日目は朝から修行走というトレイルレースのショートコースを走ります。「修行走」とは例年12月ごろに身延山、七面山で行われるトレイルレースです。
古来より僧侶が通る修行の道を舞台としており、自然、歴史や文化、修行の精神に触れられる人気レースです。
ショートコースは15㎞ほどですが、獲得標高は1035mとスタートから急な登りが続き、身延山山頂の奥之院 思親閣までは一気に登ります。

この日はRUSHのTRY ONサンプルも用意して、たくさんの参加者の方に試し背負いをしてもらいました。

途中途中で参加アスリートである富士空界-Fuji SKYの涌嶋選手とTower Running Tokyoの小山 選手から走り方や下り方のレクチャーもあり、楽しく走りつつ技術も得られるというぜいたくな時間でした。
そして、再びの階段練

お昼ごろにはスタート地点の菩提梯に戻ってきましたが、もちろんこれだけでは終わりません!
再び地獄の階段練が始まります!
2日目は効率的に階段を駆け上がる方法を習い、正しい登り方や重心移動の方法を繰り返し体に覚えさせていきます。すると不思議なことに、徐々に登っていても前ももの疲労が軽減され、楽に登れるのが実感できるようになってきました!
そして、最後の締めくくりはチーム対抗のリレー。中段までの一人5周をチーム対抗で競います。
最後の1本は脚が上がらず完全に小鹿状態。叫びながら最後の一段を登り切りました。
菩提梯合宿終了!

きついはずの2日間もあっという間に楽しく過ぎて、無事、菩提梯合宿は終了!
今回菩提梯で階段練習を行うことで、効率的に登りの体力を鍛えることができ、UTMFに向けて良いトレーニングとなりました。(この翌日、筋肉痛に襲われることになりましたが。)
また、山梨県・身延という土地の魅力も存分に味わえた貴重な経験となりました。
気になった方はぜひ一度身延の菩提梯へ!