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2020.10.20

2020 KOUMI CHALLENGE (染谷英輝)vol.1

トレーニング編

9月15日 KOUMI 試走の快晴

KOUMI 100

KOUMI1002020年10月10日(土)長野県小海町にてKOUMI100が開催された。35kmのトレイルコースを36時間以内に5周する175kmのレースである。

結果から先に言うと、4周目の最初のエイドでDNF(Do Not Finsh)。約110km、KOUMIは完走することが出来なかった。

このレポートを書くにあたって、完走した選手の取り組みにしたかったのだが、完走できなかったレースに向けての準備になってしまった。しかし、これからチャレンジする人の参考になるかもしれないし、読み物として面白がってくれるかもしれないし、僕の人となりがわかるかもしれない。要するに、自由に読んでもらって、自由に解釈してもらえれば良いなと思ったので、書くことにした。

自己紹介

簡単に自分の話をすると、千葉の農家出身の35歳、元々ソフトテニスを6歳から始め小中高大と本気で打ち込んできた。全日本ジュニア優勝したこともあり、クールに見られがちだが、松岡修造並みに熱い漢だと思っている。運動全般は好きで、ランニングもしてみたが、どうものめり込めなかった2012年、会社の先輩に「おそめ、山行くぞ!」と誘われて高尾山にトレランに行ったのが最初である。

その年の12月千葉鋸山のレースに出たのが初めてのレースで途中つらすぎて、何度も、もう2度と出ないと思った。しかし終わった後の悔しさなど、エネルギーが溢れてくる感覚がして、翌日にはまた走りたいと思っていた、テニスに打ち込んでいた頃の熱量と同じものを感じていた。

有難いことにその先輩の同級生グループがトレランに打ち込んでおり、週末山に連れて行ってもらったり、レース情報なども知らせしてくれて、一緒に遠征していた。面白いもので最初は20数kmのレースで限界を感じていたのに、もう少し長いレースとチャレンジを続けていると想像もしなかった景色に到達していた。

シャモニーでの絶景とビール

鋸山、木曽駒ヶ岳スカイレース、身延山、甲州アルプス、ITJ、ART、KOUMIにも2017.2018と挑戦している(ここもDNF)そして、どんどんのめり込んでいった結果、鋸山を走っている頃は、全く想像もできなかった、2019年UTMBシリーズのTDSにも参加していた。シャモニーの景色、レースのあの熱気、べらぼうにおいしかったワイン、チーズ、サラミは忘れられない。

2019 TDS完走時の歓喜の瞬間

Chicken Heart Running Team紹介

今現在は、トレイルランニングをメインにしているChicken Heart Running Team(以下CHRT)で代々木公園を拠点に毎週木曜夜に仲間と共にトレーニングしている。漏れなく、乾杯もついてくるが(笑)
まだチームができて1年ほどであるが、「強く、かっこよく」「速いやつが偉いではない」という方針のもと各々が仲間を大切にし、熱量と自律性を持った良いチームになってきている。

CHRTコロナ前の練習風景

彼らと出会う前は、山に行くとしてもソロで活動することが多かったが、今では毎週末誰かしらチームのメンバーと山に行くことが多くなった。年齢は20代前半から40代もいてトレラン初心からマイラーまでいるチームであるが、みんなフラットな関係でとても気持ちが良い。この年齢でまた新しい濃ゆい友達が一気に増えた感じである。あらためてチーム、そして一緒に関わってくれている人達へ感謝したい。いつも有難う。

コロナ禍のトレーニングとモチベーション
(3月〜6月小海エントリーに至るまで)

そんなCHRTとの出会いは、昨年の秋で、そこから冬の期間、木曜の練習に参加するようになった。2020年はたくさんのレースに出て、お店に賞状をたくさん飾ろうなんて話していた。お店というのは、チームの立ち上げメンバーでもある、夫妻のお店で、代々木上原にある「ミ・チョリパン」である。今年3月までは練習後いつもここで夜深くまで、呑んでいたものだ。

自粛明けで久々に集まって飲んだチーム会

ただ、コロナの影響で4月以降の生活が激変した。チームのリアルな練習はなくなり、ランナーもマスクが必要と言われたり、見えていたレースは全てなくなった。エントリーしていたが、なくなったレースは、UTMF、スリピークス八ヶ岳トレイル、そして、Racing the Planet のジョージアのステージレースである。この時は当然KOUMIの開催すら発表されていない。

ジョージアは8月に予定されており、大会開催の可否は、1ヶ月前に判断するよ!と運営本部からメールが来ていた。コロナ禍でやることが仕事か走ることしかなくなったので、まあジョージアの可能性が残っているなら空いている時間はとにかく走ってみようと思って、たんたんとやっていたら、4月、5月の2ヶ月で1,000km走っていた。

電車を使わず、実家の千葉の松戸に、帰る時もジョージアの練習になると大きい荷物をかついで走って帰っていた。暇だからできたのだろう。(笑) CHRTの練習もすぐにトレーナーを招いてオンラインのトレーニングにシフトした。今思うと、(絶対なくなると思っていたが、)ジョージアとチームのトレーニングがモチベーションの全てだったかと思う。NIKEアプリやSTRAVAで仲間に刺激をもらい続けていたのも良かった。そして、6月下旬KOUMI2020にエントリーすることができた。その瞬間から強烈なモチベーションが加わった。

オンラインでのCHRTの練習

ペーサーの存在

2019年もエントリーしたが、この年は台風19号の直撃で大会は中止になっている。2020へのエントリーをSNSにアップすると、すぐにレース項目の「ペーサーあり」にリアクションしてくれた人がいた、そう、後にペーサーになる塙くん( https://coredesign.club/trainer )である。最初は軽いノリであったと思うが、ペーサーに立候補してくれた、そして予定を調整してくれて正式にペーサーとなった。

塙くんとは、CHRTのきっかけで出会っていて、彼自身も毎週水曜の早朝6時から生田緑地での練習会を行っている。僕もそこにも遊びに行っており、トレラン仲間となっていた。初めては、高尾山合宿2DAYSだったな。底沢アップで僕が出し切ったら涙が出てきた時が出会いだ(笑)

水曜早朝の生田緑地練(塙くんは左端)

彼は自らの会社で、パーソナルトレーニングやチームや部活動のトレーナーとして、診断、メニュー開発、経過観測などで帯同している。自身も海外のレースなどで上位入賞経験もしている強者である。そんな彼がペーサーになってくれた、何よりも心強い。

彼とのトレーニングや、KOUMIに向けた事前の準備は、次にまとめたいと思う。

次回へ続く

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