揺れないランニングベルト
トレーニングからレースまで「かなり」使えるランニングベルト。ユニークな前後ダブルポケットにより、使い勝手の良さとフィット感を両立させました。
シンプルなポケット
FRONT POCKET
マチのないフラットデザインのポケットは、ストレッチメッシュにより容量変化に対応し、荷物の揺れを防ぎます。ジッパーはありませんが、大事なスマホや財布などを落とすことなく、スマートに出し入れできるのが特徴です。
BACK POCKET
フロントポケットとまったく同じデザイン、サイズの背面ポケット。最大500mlのペットボトルまで収納でき、中央のショックコードを締めることで荷物の縦揺れを抑えます。見た目以上の収納力です。
快適なフィッティング
SIDE STRAP
左サイドのバックルにより着脱はワンタッチ。V字にレイアウトされたストラップがバッグをしっかりホールドします。
SHOCK CORD
体へのフィット感を高める4点支持のショックコード。走りながらでも締め付けを微調整できます。
使用例
WITH BACKPACK
RUSHファミリーはもとより、さまざまなランニングパックと併用できるよう、上下の高さを抑えたデザインにしました。ランニングベルトにありがちな上下の揺れも少なく、ロングレースで活躍すること間違いありません。
ATTACHIMENT
2本付属するバンジーコードと、全部で8つもあるベルトループを活用すれば、ストックやゼッケンを取り付けることが可能です。ベルトループは再帰反射テープを採用していますので、夜間走行でも安心です。
DESIGNER'S VOICE
おもに重量バランスとポケットレイアウトの適正化をすることで、フィット感とスタビリティ、ユーザビリティを高めるのが私の手法ですが、このRUSH-HIPに関してもまったく同じ手法でデザインをしています。
まずは体のどこに何を収納するか?という検討からスタートし、道具の形状や特性、使用頻度などでレイアウトを考えます。そして、それぞれの荷物の重量バランスを考えながら、いくつかのプロトタイプを作り、テストを行います。自動車の開発でいえば「どこに人間と荷物とエンジンを置くか?」という感じでしょうか。
幸いこのHIPはとても小さいプロダクトですから、午前中に試作したものを昼休みにテストして、午後に改良する... ということを楽しく繰り返すことができました。最初はジッパー式だったポケットも、テストを重ねることで「ジッパー要らなくないか?」となったり、ベルクロ止めだったウエストベルトも「これも不要じゃない?」なんていう感じで、面白いようにシンプルになっていきました。こんな「機能をブラッシュアップする瞬間」がデザイナーとして一番楽しかったりするものです。
HIPを使ってみて、この楽しい開発感覚が伝われば本当に嬉しいです。
今は近所で、そのうち遠くで思いっきり使ってあげてください!
Let's pack and go!
2020/5/22 PAAGOWORKS 斎藤 徹
- サイズ
- 270×90×10mm
- 容量
- 1L
- 重量
- 110g
- 主素材
- ストレッチメッシュ
- 着用ウエストサイズ
- 63cm〜100cm